「差」あるところに「流れ」あり (前編)

物理の世界では「差」があるところに「流れ」が発生します。

物理…ですか。今回はなんか難しそうですね。

物理って難しい数式を扱ったり、複雑に絡んだ事象を扱ったりするイメージがありますが、日常生活と照らし合わせて考えるとイメージしやすくなるんですよ。

うーん…?

では、電位差があるところに電流が流れるという例を見てみましょう。

【九州電力送配電 | 釣りや凧揚げなどは電線のない場所でお願いします】
https://www.kyuden.co.jp/td_supply_accident-prevention_densen.html

「電圧」と「電位」って同じなんですか?

このケースでは、電位と電圧は同じと考えて大丈夫です。
電圧に「差」があるところに通り道が出来てしまうと電気が流れにくいものであっても電流が流れてしまう…という話だったのですが、電流は目に見えないものですし少し難しかったでしょうか。日常生活で体験するものではありませんでしたし…。
では、冬のお風呂場で起きるこちらはいかがでしょう?
電圧に「差」があるところに通り道が出来てしまうと電気が流れにくいものであっても電流が流れてしまう…という話だったのですが、電流は目に見えないものですし少し難しかったでしょうか。日常生活で体験するものではありませんでしたし…。
では、冬のお風呂場で起きるこちらはいかがでしょう?


これは体験したことがあるから分かります!
脱衣所から冷たい風が流れ込んできて寒いんですよね…。
脱衣所から冷たい風が流れ込んできて寒いんですよね…。

風って空気の流れですよね。

なるほど。気温の「差」があるところに空気の「流れ」が出来ている…ということですか。(※)
ところで、今回はなんでこんな話をしているんですか?
ところで、今回はなんでこんな話をしているんですか?

実は心も同じなんですよ。

え?心と物理現象が同じなんですか?

まぁ、たとえ話みたいなものではあるんですが…
お風呂場の例で「風」に相当するものが、心の場合はモヤモヤやザワザワなどの「違和感」だったりするんです。
この例でシロクマさんはイラッとしていますが、この「イライラ」が差による流れで「風」です。
お風呂場の例で「風」に相当するものが、心の場合はモヤモヤやザワザワなどの「違和感」だったりするんです。
この例でシロクマさんはイラッとしていますが、この「イライラ」が差による流れで「風」です。

お礼は言ってもらっているけれど、そそくさと伝えられてイラッとしています。言い方に不満があるのですね。

シロクマさんはお礼を丁寧に伝えてほしい。でも、寒くてそれどころじゃないお風呂場の中の人。この2者間の「差」がシロクマさんのイライラの原因です。
このように自分の心に風が吹いたときには、自分の中にあった「期待」との差が生じた結果だったりするのです。
このように自分の心に風が吹いたときには、自分の中にあった「期待」との差が生じた結果だったりするのです。

「差」があるから「流れ」が生じる。
自分の中にある期待とのズレがあるから心がモヤモヤするってことですか。
自分の中にある期待とのズレがあるから心がモヤモヤするってことですか。

この「期待」は他者へ向かう期待だけとは限らないんです。自分自身への期待も含まれます。

自分自身への期待…ってどんなことでしょう?

話が長くなってきたので、一旦休憩しましょう。
後編で例を挙げながら考えていきます。
後編で例を挙げながら考えていきます。
(※)正確に言えば、風が吹く直接的な要因は気圧差です。気温差が気圧差を生み、風が吹きます。