「瞬間の自分」を意識することの効果
今夏、その日・その時・その瞬間に自分が出来ることを確実にこなしていく感覚を大切に過ごしました。一歩一歩、刹那を着実に歩いて行くことを少し意識して過ごしたのです。
本当にカメラのシャッターを切るかのように、その「一瞬の自分」に意識を向けました。
「今の自分に出来ることって何だろう?」
「今の自分の力で出来ることだけをやろう」
「今の自分に必要なことって何だろう?」
「今の自分の気持ちは?」
先のことを考えるのは、「今、少し先のことを心配する必要がある」と思ったときだけです。とにかく、過去でも未来でもなく「今、この瞬間」を大切にしました。
そして、今の自分の気持ちを確認したときには、その気持ちに嘘をつかないことを心掛けました。
効果① 自分軸が強固になった
「瞬間の自分」を大切にしていると、自分だけに集中出来る感覚がありました。
外野の声が聞こえづらくなり、自分軸が強固になるのです。
そして、どちらが正しいか間違っているか?上か下か?勝ちか負けか?といった、白黒つけることの外を歩いている感覚になりました。
挿絵は他人同士がマウンティングなどをしているのを横目で見ながら歩いているように見えてしまいますが、そうではありません。
自分と他人を比べたり、自分の意見が正しいか間違っているかの判断をしたりしなくなるのです。
自分と他人の境界線(挿絵では青い線の円)の外側を歩いているような感覚です。
何かの作業に没頭し、集中しているときともまた違う、自分自身のゾーンに入る感じでした。
効果② 失敗を引きずらなくなる
何か失敗したとしても、それは長い人生のうちの失敗の1つに過ぎないという感覚も覚えました。
「今」に集中しているだけなのに、なぜ長い人生の時間軸の1点にしか過ぎないと思えたのかは自分でも謎です。もしかすると、今の自分に出来ることを精一杯やっているんだ‥という感覚をきちんと持てたお陰なのかもしれません。
失敗したときの気持ちの切り替え方など上辺だけの方法論をなぞることとは違う、根本的な感覚の何かを掴んだような気がしています。(現時点ではこの程度で、前述の自分軸が強くなる感覚ほど強いものではありませんでした)