押してダメなら引いてみる

その他,モヤモヤ改善策

当ブログは何らかの生きづらさ(=モヤモヤ)を感じているHSPの方を主として、そのモヤモヤを少しでも晴らすためのお手伝いをしたくて運営しています。

そのため、今、この記事を読んでいるあなたも「モヤモヤを晴らしたい」。そんな願望をお持ちの方がご覧になっている可能性が高いのかな、と思います。

『でも、何をどうやっても上手く行かないんです。どうしたら良いか分からなくて困ってます‥。』

そんな方には「押してダメなら、引いてみな」作戦をオススメします。

本も読まない。
ブログも見ない。(このブログも)
YouTubeも見ない。

NAI NAI NAI。とにかく「しない」。一旦、ありとあらゆる情報を遮断してください。

たしかに、情報不足で不安になることもあります。正しい知識を身に着けることも大切です。
でも、もう必要な知識は充分に身に着けているのではありませんか?

まずは、インプットした情報自体があなたに余分な負荷をかけている可能性を疑ってみて下さい。

人間は得た情報を脳で処理します。それはまるで、ご飯を食べたら胃腸で消化されるかのように自然で必然なことです。(さらにHSPはDepth of processing(よく考える)とSensitive(繊細)という特性を持っています。)

しかも、近年はスマートフォンの普及やSNSなどインターネットの発達で誰でも気軽に情報発信が出来るようになりました。それは情報過多の時代になったとも言えます。

例えば、精神科医が運営しているブログやYouTubeを見ることは正しい知識・情報を得るためには最適です。でも、あなたが本当にその情報を必要としている時に目にするとは限りません。(※この記事ですら、必要な人が必要なときに目にするのかどうかが分かりません)

得た情報をフル活用しようとして「あれをしなくちゃ、これもしなくちゃ。ああ、あれが出来てないや‥」と、自分で自分を追い込んでいないか振り返ってみて下さい。

今までHSPに関する情報を集めて頑張ってきた自分を信頼して良いときに来ているのかもしれない。

そんな風に考えて、一旦、情報の波から距離を置いてみて下さい。そして、その状態でご自身を俯瞰して見つめてみて下さい。

少しくらい離れている期間があっても、浦島太郎になったりはしません。安心してください。

(※一旦、情報を遮断した方が良いと思われるケースの例)

情報の一時停止をした方が良いときの具体例

① 自分軸の崩壊と情報過多によって情報の取捨選択が出来なくなっている。
② 実はうまく行っている。けれど、不安から新しい情報に飛びついてしまい回り道。うまく行っている感じがしなくなっている。
③ 他人と自分を比較してしまっている。
④ もう新しい情報はいらない。

Left Caption
①は過去の私です。一旦、情報の遮断を行って、今の自分自身を客観視することに専念。さらに脳内の整理が必要なケースです。脳内の整理が進んだところで、再びその時に必要な情報を取り入れれば良いのです。
Left Caption
②も①と似たような感じですが、脳内が散らかっているというよりは、不安感から情報に踊らされてしまっているケースです。②の方にとっては今回の「押してダメなら引いてみな作戦」ですら、実は要らない情報の可能性があります。
Left Caption
③は成功体験談などに多く触れている方が陥りがちです。「あの人はこの手段で上手く行っているのに、なんで私は上手く行かないのだろう‥」と落ち込んでしまっているケースです。例え同じHSPであっても感受性や経験・環境などは異なり、人それぞれです。ケースバイケースであることを忘れず、自分だけを見つめましょう。
Left Caption
④は、あとはもう自信を持って進むのみ!という方です。この段階に入っている方は、他人からの不必要なアドバイスをスルーしたり、自分から必要なときに必要な情報を取りに行くことが出来るようになっているはずなんです。自分を信頼しましょう!
Right Caption
どんなときでも、立ち止まって自分を客観視することはとても大切です。
客観視したり、脳内の整理をする作業がうまく出来ないなぁ‥と感じるときには、カウンセラーの先生に助けを求めましょう。
Left Caption
人は「うまく行っていない」と思えば思うほど焦ってしまいがちです。 さらに、止まって自分を見つめてはまた動く…の繰り返しになることもあり、もどかしい思いをすることもあるかもしれません。
例え歩みがゆっくりなものでも、後ろに戻ってしまうことがあったとしても、焦る必要はありません。頑張っているのならば、進んでいます。大丈夫ですよ。
Right Caption
「何かをしたら、必ず目に見える成果を出さなくてはいけない」
そのような思い込みを外す必要があるときもあるかもしれませんね。