ペットロス
犬・猫・ハムスター・ウサギ・小鳥など。ペットと一緒に生活をしている人は多いのではないでしょうか。
私も90年代後半のハムスターブームに乗っかり、ハムスターを飼っていた時期があります。飼い始めた頃はおっかなびっくりだった子がだんだんと慣れていき、私の手からひまわりの種(通称:ひま種)を取って食べてくれるようになったりすると嬉しかったものです。
でも、ハムスターの寿命は短く、一緒にいられる時間は2~3年ほどです。そして、そんな短い期間であっても愛着は湧きます。だからこそお別れはとても辛く、耐えがたいものでした。
ペットを飼い始めれば生活に潤いが生まれる一方、ペットが虹の橋を渡るお別れはどうしても経験しなくてはならなくなってしまうものです。
私はハムちゃんとのお別れを経験したあと、図書館でふと目に入った「ペットロス」の本を借りて読んだことでかなり助けられました。残念ながらその本のタイトル名は分かりませんが、この本から学んだことはハッキリと覚えています。それは…
自分の気持ちに正直であること。それに抗わないこと。
悲しかったらいくらでも泣いて良いのです。いつまでも泣いてたら…なんて考える必要はありません。
もしも、さみしくて新しい子を迎えたいと思ったら、そうすれば良いのです。亡くなった子に申し訳ないなどと思う必要はありません。環境的に可能であれば、新しい子をお迎えすることは何も悪いことではありません。
他人に何を言われようが馬耳東風、右から左へ受け流しましょう。「いつまで感傷に浸ってるの?」そのような干渉は大きなお世話なのです。
私は約10年間で10匹のハムちゃん達との出会いと別れを経験しましたが、それぞれ私の悲しみの度合いなど(泣き方etc.)が違ったそうです。そんなことを家族から指摘されても、ペットロスの本を読んでいたこともあり、私はあまり気にしませんでした。
何よりハムスターにもそれぞれ性格の違いがありますし、死につながってしまった病気も異なります。さらに、その時々で私の心のコンディションも違います。同じ「ハムスターの死」であっても、その時々で反応が微妙に違って当然なのです。全ては自然なことです。
自分で自分を否定したり責めたりするようなことだけは、決してなさらないでください。自分の気持ちや亡くなった子、その子と関わってきた全ての出来事を一番分かってあげられるのは、他でもないあなた、「自分」なのですから。
自分の気持ちに正直であること。それに抗わないこと。
大切なことなので2度言いました。
端的に言ってしまえばこの2文に集約されてしまうのですが、すぐに、簡単には出来ないかもしれません。もしも現在進行形でお辛い思いをされているときには、ペットロスに関する本を読んでみて下さい。気持ちの持って行き方が具体的に書かれていて分かりやすいかもしれません。
(2023,10,20 追記)
私が過去に借りた本のタイトルは
「ペットロス 家族動物の死を看つめて」ハーバート・A・ニーバーグ/アーリン・フィッシャー共著
のようです。
この本、絶版となっていますが、まだ図書館などで読むことは可能です。古い本で古い情報だから良くないということもないと思います。ただ、海外著者独特のクセなどがあるため、それが苦手…という方には不向きかとは思います。
探すことを手伝ってくださった図書館の皆様、ありがとうございました。
【すごいぞ!図書館レファレンス (外部リンク:note)】
https://note.com/yorokobi_jttw/n/ndf98491037be
(↑タイトル探しを手伝っていただいたときのお話です)