内向型を強みにする

2023-11-01オススメ書籍


「内向型を強みにする」
(パンローリング)
マーティ・O・レイニー 著/務台 夏子 訳


「内向型」とはカール・ユングが提唱する心理学の概念で、HSPともまた違う概念です。先に紹介した「ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき」の中でも「内向性」として少しだけ言及されています。

そんな内向型の人は少数派なうえに「社交的な場面」を苦手と感じる人が多いため、「他人より劣っている」「自分はおかしい」などと思い込んだりしがちです。

そんな「思い込み」を取り払いたいなぁ、と思っている方にオススメする1冊です。

オススメ ポイント

・「内向型」について知りたい時に
・内向型と外向型の人の「脳の気質の違い」について知りたい方
・何が自分を動きづらく(生きづらく)させているのか?のヒントが欲しいHSPさんに

私は自分自身にすっかり自信を失い、「自分がおかしいんじゃないか?」と思い込んでしまっていました。

この本を読むことによって、人それぞれ「脳の気質の違い」は当然で、そしてそれが具体的にどういうものかを知りました。まだ推論にしかすぎない部分はあるものの、科学的なその「違い」の根拠があることを知ることによって「自分は何もおかしくない」と思うことが出来たきっかけの1冊です。

(※私はだいぶ「自分はおかしい。普通じゃない」をこじらせて思い込んでいたので、この本1冊だけで「全てスッキリ解消」とは行きませんでした。色々な本を読んで自分に必要な部分を拾っていき、適宜実生活と照らし合わせることによって、その思い込みを軽くしていった経緯があります。)

なお、本のタイトルは手に取ってもらいやすくするためなのか攻めた感じですが、内向型は強みにするものではなく、「気付いたら強みと思えるようになっていた」「いやぁ、強みとは言えないかも知れないけど、こんな自分もアリなんじゃない?」などと思えるくらいの心持ちで良いのではないかなぁと、私は思います。



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