カウンセリング

モヤモヤ改善策

当サイトは下記事の症状・日常生活上の支障がある方に、メンタルクリニックへの受診をお勧めしています。

しかし、このような症状はなく、モヤモヤとした生きづらさがあるだけ。それで困っているんです‥という方にお勧めするのは、臨床心理士・公認心理師のカウンセリングです。

現在の日本ではメンタルクリニックが入口になっていて、まず受診。そして、そのクリニック所属の臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングを受ける‥という流れのイメージがあります。しかし、直接カウンセリングルームへ行くことが不可能な訳ではありません。

一般社団法人 日本臨床心理士会のウェブページ内に検索機能があるので、お近くに臨床心理士の先生がいらっしゃるか調べてみてください。

【臨床心理士に出会うには】
http://www.jsccp.jp/near/

また、心理学に関する学科を設置している大学が、カウンセリングルームを開いていることもあります。お近くにそのような大学があるかを探してみるのも1つの手です。

(例)同志社大学 心理臨床センター
http://pscenter.doshisha.ac.jp/

とにかく、自分を客観視して掘り下げていく作業は自分自身の思い込みもあり(専門用語でバイアスというらしいです※)難しいものです。それに、家族・友達など身近な人には話しにくいこともあるかと思います。
カウンセリングルームは守秘義務によって守られた部屋です。安心して臨床心理士・公認心理師の先生を頼ってみてください。

(※)「バイアス」という専門用語は、後から自分で勉強して知りました。


さて、ここからは私がカウンセリングを受けて‥の体験談になります。参考程度にご覧ください。(私は、メンタルクリニックの受診→カウンセリングと精神科医による診察の並行でした)

私の抱えていた生きづらさとカウンセリングの道筋は、こんがらがった毛糸で例えられると思います。

だいぶ酷く絡まっていて「一体どこからほどいて良いのか?」が、私には分からない状態でした。所々、固く結ばっていて簡単に解けない部分もありました。

臨床心理士の先生は解く方法を直接的な表現で教えてくれませんでした。カウンセリングで大切なのは、先生との対話の中で自分自身で気付いていくこと。そして、それを実生活で実践・体感して、さらに気付いていくこと。

つまり、糸を解く作業をするのは全て自分です。根気のいる作業で、時間もかかります。解けたはずだったのに、また結ばってしまうクセもありました。時々、逆に複雑に絡まってしまうこともありました。何度やってもうまく行かず、もどかしい思いもしました。

しかし、こんがらがった毛糸は解けてくると、何がどう絡まっているのか?が見えやすくなって、解きやすくなっていきます。

当初、私は「問題が山積みなんだ‥」と思っていましたが、酷く絡まって複雑に見えていただけ。私に「山積み」というほど沢山の問題や課題はありませんでした。固く結ばっていた思考のクセも、原因を突き詰めるより対処法を受け入れることが大切で、徐々にゆる〜くなっていきました。そして、自分の問題・課題がシンプルに見えるようになると自分の考え方もシンプルになっていく、不思議な感覚がありました。

振り返ってみて、私は臨床心理士の先生に頼って良かったと思っています。私の生きづらさは長年放ったらかしたせいで複雑に絡み合い、問題の根が見えなくなっていました。それを私1人だけでは解けなかったでしょうし、専門家以外に相談しても難しかったと思います。さらに、私が何を言っても「プロだから大丈夫」と受け止めてもらえる安心感があったことは大きかったです。

なお、私の毛糸はいまだに絡まっている部分が残っています。クセも抜けきっていませんし、毛羽立ちで引っかかりやすかったりします。でも、解かなくて良い部分もあるだろうし、毛羽立ちも何もかもを含めて自分なんだと今は思っています。